やはりアフィリエイターにとっての一番の問題とは、「アドセンス狩り」の問題かも知れないと思う。
それはアフィリエイト収益の根幹に関わる問題だからだ。
そもそもブロガーとしても、アクセスが少なくとも僅かでも収益があればそれはモチベーションにつながる。
それがいきなり挫かれれば、記事を上げる気力すら削がれてしまうかも知れない。
そのうち、SEOというものを考えてワードプレスに移行するということもあるかも知れない。
デザインに労力をかけ、もっと意義のあるコンテンツを作成しようとするかも知れない。
そうしてまたネットに楽しみなコンテンツが誕生することが可能かもしれないのに、「アドセンス狩り」をされることによっていくつもの優良なコンテンツが休止になり、閲覧ができないようになり、ネットはマルチ商法的なやり方で回しているだけのクソ記事ばかりになってしまう。
それをやっているのは誰だろう。
しかし、そもそもグーグルの態度こそが問題だ。
グーグルは企業としての説明責任など一切果たすことはなく、取り巻きのグーグルを代弁して擁護するような連中によって好きなように実態のない憶測をさせ、自らをネット広告の王者として担ぎ上げさせてきた。
だいたい、この「SEO」などという言葉にしてもそうだが、全てはネット広告の全てを牛耳っているグーグルありきという発想だ。
SEOの略は「サーチエンジン・オプチマイズ」なのだからw。
サーチエンジンの7割りだか8割りをグーグルが占めている現状があるのだ。
こんな曖昧な言葉ではなく、はっきりと「グーグル検索対策」と呼べばいいはずだ。
だいたい、SEOと称してグーグルを騙したり媚びたりし、そうして検索上位になることの方が記事の内容を深めるよりも優先されるとは、本末転倒の状態なのだと言える。
Xlogというのが、その「アドセンス狩り」に対する最も有効な対策であると思われることは当ブログで以前にも記事にした。
AICP(Adsense Invalid Click Protector)というのがワードプレスのプラグインで出回っているが実は万能ではない。
なぜかみな黙って触れないようにしているが、AICPはクッキーを利用しているためにクッキーが無効になっていれば効かない。
あるいは、某ツールもよく紹介されているが有料だ。
そればかり宣伝しているのは何かのアフィリエイト収入目当てなのかとさえ思う。
Xlogは無料だ。
だから弱小のアフィリエイターにはありがたい。
そして、そのうち、この効果がアフィリエイターに、世間へと普及すれば、今度は広告を出稿している人々が大いに活用することだろう。
有料ならばより高度なサービスを受けられるからだ。
広告をアドセンスに出稿して事業を行っている人々も、やがてXlogへの毎月の費用より、「広告が無駄にならない」というのがどれだけ大きいかということにいずれ気がつくことだろうからだ。
それは数百万、場合によっては数千万単位の無駄の節減になるはずだ。
一方の弱小アフィリエイターとしてはどうか。
弱小アフィリエイターはアドセンス狩りの一番の標的にされている。
グーグルからも、他の攻撃してくる連中からも。
Xlogがもっと普及して広告主に活用されればいい。
それがひいては我々弱小アフィリエイターが無料で使えるという状態になり、我々の利益にもつながる。
実は海外では似たようなサービスがあるが、どれもみな有料なものばかりだ。
しかしここにはひとつの危険がある。
最初から有料サービスか前提だということはどういうことになるかということだ。
たとえ無料のトライアルで登録しても、こちらのサイトのアドレスを知らせてしまったら、彼らは有料のサービスを続けさせるため自作自演でアドセンス狩りをしかねない。
困ったら契約して金を払え、というわけだ。
そこには常にそんな心配が生じてしまう。
Xlogは無料なので、こうした心配はない。
「Xlogが信頼が置ける」というのは、そうした意味だ。
しかしそもそも、「アドセンス狩りの定義」とは何だろうか。
それは、「個人の妬みや嫌がらせで、アフィリエイターの上級者がブログへわざと不正クリックしてグーグルのペナルティを逆手にとってアドセンスを停止させてしまう」という妨害行為だ。
海外でもこれはよく問題になっているようで、
「嫉妬や嫌がらせでグーグルのやり方を利用しているのだから、グーグルはこういうネットの嫌がらせ行為を支援していることになるのではないか」なんて、こうした抗議の声は絶えない。
しかし、同じことをやっているに過ぎないが、全く違う動機によってこの妨害行為を請け負う連中がいる。
それは広告主の側らの問題なのだが、競合他社からの依頼を受け、せっかくアドセンスに出稿した競合企業の広告をすばやく予算切れにさせて、ネットに埋もれさせてしまうということを請け負う連中がいる。
もちろん、こうしたことは法的には営利業務妨害になるだろう。
しかし何しろグーグルは情報を明らかにしない。
そのために訴えたとしても勝てるかどうかは怪しい。
それに、「営利業務妨害」というのは「妨害」という結果に対してのことであって、「アドセンス狩りを請け負う」などとと公言している請け負い企業を事前に処罰したり規制するには新たな法律が必要となるからだ。
結局、そこでもグーグルの態度が問題になるだろう。
なぜならグーグルは公式にはアドセンス狩りを認めていないからだ。
つまりグーグルは「アドセンス狩り」があることに知らん顔をしていて、たまに弱小個人のアドセンスを停止して「グーグルは不正な広告費用が詐欺されることには毅然と対処している」なんて、そんなポーズを取っているだけとも言えるからだ。
逆に言えば、こんな状態がまかり通っているからいつまでもネットの広告の一部が不正アクセスで無駄に流出しているという現状は変わらない。
「広告フラウド」などと、不正アクセスを問題にするというなら、業界団体各社はグーグルの態度こそ問題にすべきなのだ。
なぜならグーグルは何千万とアクセスを誇るヤフーなどのポータルでの不正行為こそ問題にすべきなのに、グーグルは弱小個人の不正クリックだけを目の敵にしているからだ。
アクセスの多いポータルや商用サイトへのアドセンスの停止がないこと、他ならないそのことがその証拠だ。
つまり不正アクセスがあったとして広告の掲載が停止され、血祭りに上げられる弱小個人のサイトは「みせしめ」というだけでしかない。
さて、こうしたグーグルの、幼稚で社会常識もわきまえず、その独占的地位にあぐらをかいて独禁法違反も同然のやり方を続けている企業と我々はどう付き合っていくべきか、ということになる。
不正なクリックを請け負う連中も事実として存在する。
結論から言えば、それは「これまでの常識を全て捨てよ」ということに尽きる。
グーグルをまともな企業で、世界のグローバルな企業などとは決して考えないことだ。
ワガママで、まるで子供がやっているようないい加減な企業と思うことだ。
そう考えれば、我々は「遠慮してはいけない」ということに気が付く。
アドセンスへのアクセスを見ていてちょっとでも収益やアクセスの状態に変化があれば、遠慮なくグーグル報告すべきなのだ。
この報告フォーマットで報告したものが実際にグーグルに読まれているかどうかなど我々の知ったことではない。
「グーグルの社員の仕事を邪魔しやしないか」なんて、一切考えるべきでもない。
「こんなことは歴然としているからグーグルにはつまらない報告だろう」とか、「こんな小さなことでいちいち報告してグーグルの業務に支障がないか」とか、「どうせ彼らはもっと高度な方法で検知が出来るのだから」・・・などなど。
そんなことは一切考えるべきではない。
決して遠慮などしてはいけない。
どんなことでも気が付いたらフォームを利用して送るべきだ。
それがグーグルが要求していることでもあり、そうしたことでグーグルは「処理している」と彼らは胸を張っているのだ。
我々が社会常識で考えているようなことはグーグルには通用しない。
いちいち問い合わせたり、いちいちクレームするなど、我々の常識的な感覚ではそれこそ業務妨害に近い。
責任のあるネット広告枠の配信企業が不正トラフィックを検知できているのに、なぜいちいち我々が細かく報告しなければならないのか、常識で考えれば理解不能だ。
メールをしておいて電話をかけ、「先ほどのメールを読みましたか?」なんて、まるで馬鹿のすることだw。
そんな取引先などあれば即座に切られてしまうだろうが、グーグルはむしろ逆だ。グーグルはそういう「子供のような報告」を要求しているのだと言える。
むしろグーグルはそういう報告がなかったことを理由に広告の停止をしてくる。
グーグルによる広告の停止という措置は「アドセンスで収益化をしよう」などというビジネスモデルなどとたんに消し飛んでしまう。
「継続してできることが保障されない」ようなものなどビジネスにはならないからだ。
しかしその一方で、グーグルはアフィリエイターというものをビジネスとできるよう地位向上を図ってきた。
これはグーグルの広告停止という対応とはまるで矛盾することだ。
だからその「保障」とは、唯一、グーグルへの不正クリックの報告フォームにあると言っていい。
不正なクリックやアクセスを完全には防止することはできない。
先に述べたXlogにしても、弱小アフィリエイターには無料であるだけに信頼でき、システムは極めてうまく動いている。
しかし繰り返しのページリロードについては不正と検知してそれをブロックすることはできない。
先日、Xlogのサポートを受け、このことは確認した。
万全と思われるXlogでも我々はサイト管理から解放されるわけではないということだ。
もちろん、有料のサービスを利用すればXlogではこうしたリロードにも対応できるという。
広告主はインプレッションにも支払いをするから、広告費を無駄にさせるF5攻撃を回避できることになる。
だが弱小アフィリエイターがわざわざ有料の費用を払うのは不可能だ。
我々メディアの場合、ページがイタズラで何度も閲覧されたり、あるいは広告が上手く動かないという正当な理由で何度もリロードされたとしてもそれが異常だと判断されればグーグルは広告配信を停止してしまう。
グーグルはこうした判定を機械任せにしている。
いわゆるF5攻撃もアドセンスの停止につながる。
そして広告が配信停止になれば収益はない。
それが有料のレンタルサーバーであれば広告が配信停止になれば赤字だ。
アフィリエイトのビジネスモデルは容易に破綻してしまう。
結局、最も有効なアドセンス狩りに対する対策とは、グーグルへの報告ということだ。
もちろん、サードパーティーのこうした「アドセンス狩り対策」のサービスを前提としてグーグルが事業をするわけはないからXlogのサービスに任せるだけではいけない。
強く主張したいこととは、グーグルの求めている「不正クリックの報告フォーム」には、我々が社会常識として考えているようなことを一切考慮すべきではないということだ。
これは多分、きっと一番誤解されていることなのだと思う。
我々はグーグルという、まともな企業集団と契約していると思ってきたのではないか。
そしてそれは世界最大のIT企業なのだ。
だから我々はグーグルの仕事の邪魔をしないように考えたり、小さなことで煩わせるようなことをしないように気を遣ってきた。
それは誤りだ。
グーグルに遠慮せず、堂々とどんなに小さな「変化」でも報告する習慣をつけるべきなのだ。
自分のブログへのアクセスを監視して、根本的には対策などできないのだと、全てを報告してグーグルに投げてしまうのだ。
私はこのことに気が付いてそれこそ週に4回は「不正クリックの連絡フォーム」から報告している。
それは毎日でもいいぐらいだ。
前日のトラフィックをグーグルご自慢のアナリティクスで調べ、送るのだ。
実はそれがグーグルが一番求めていることでもあるのだろう。
もちろん、グーグルは自分たちを愚鈍で小学生並みで、社会常識などわきまえないなどとは認めないだろう。
そのためにこそ誤解が生まれたはずだ。
「ネット広告を仕切っているのはまともな企業ではない。」「何が行われているのかはグーグルからは一切知らされない。」
だったら我々がやることは決まっているではないかw。
どんなに小さな変化だと思ってもそれを判断するのはグーグルでしかないのだ。
グーグル・アナリティクスを使い、サーバパーティのツールでIPを抜いて、すぐに報告すべきだ。
「IPは個人のプライバーシと同じ」とか、「読者の行動を追跡するのは不誠実だ」とか、そんなことはお為ごかしの世迷いごとでしかない。
「建前」にすぎない。
グーグルは報告を我々に要求しつつ、わざわざアナリティクスを使いにくいものにして「自分たちはプライバシーに配慮している」などと偽装しているだけなのだ。
そのくせ、我々がこんな「社会常識」を真に受けてグーグルへの報告を遠慮などしていたいたら被害を被るのは我々だ。
グーグルを他の一般の企業と同じように考えることは誤りだ。
そのように誤解してしまったからこそ、これまで多くのアフィリエイターたちが小さな報告をためらい、広告の配信を停止されてきたのだと思う。
考え方を改め、もっとグーグルに遠慮なく報告をした方がいい。
それがアドセンス狩りの唯一の解決策だというのが結論だ。
それこそ世界中でそうした誤解があるから、アドセンス狩りは問題になっているのだと言える。
「アドセンス狩り」など実は怖れる必要はない。
報告すればいいだけだ。迅速に。
つくづく呆れた話だ。
重大な問題が見つかったからグーグルは「広告の配信停止」をしたのだ。
それでグーグルから説明があったことは一度もない。
今すぐ、グーグルに報告を。