アドセンスから広告の配信停止を受けると、色々と考えることがあります。
少なくとも私自身、こういう目に遇わなければまるで気が付かなかったことです。
落ち着いて事実を積み上げれば見えるのかも知れません。
最初はウクライナからのアクセスでした。
私はブログがアドセンスの審査を通過し、それから、まさしくGoogleAdsenseがアピールしているように、ブログの記事を推敲し、コンテンツをせっせと上げていたところでした。
グーグルアドセンスはそのログインページに書いています。
「サイトのコンテンツが第一」
「収益化の手間は減らして、コンテンツの政策に集中しましょう」
と。
その直後、ウクライナから集中して繰り返しのページビューがありました。
それはわざわざ、ご丁寧にも短時間で深夜から翌日の日付をまたがるような不正なアクセスでした。
グーグルはこれを根拠としてすぐに広告を停止しました。
私は遅ればせながらこのアクセスを調べました。
私はサイト管理者として落ち度があったというわけです。
もちろん、これは上に述べたような「収益化の手間は減らして、コンテンツの政策にに集中しましょう」というキャッチフレーズとは矛盾するものです。
この時は私はまだグーグルアナリティクスを使ってはいませんでした。
IPを確認できるよう忍者ツールズのアクセス解析を利用していただけでした。
この忍者ツールズ。とてもよく出来たものです。
アクセスしてきた人のIPを文句なしに明らかにし、どれだけのアクセスがあったかも記録してくれます。グーグルアナリティクスにはその機能はありません。
忍者ツールズはとても使いやすいツールを提供してくれています。
現在、別なツールで監視するとグーグルのボットからの激しいアクセスがあることがわかっています。
それはアドセンスの基準からすれば不正アクセスと言ってもいいレベルのものです。
グーグルアナリティクスではグーグルのボットからのアクセスは見えないようにされているため分かりません。
ウクライナからのアクセスのIPはすぐに分かりました。
生のIPでした。 VPNでもなんでもないIPだったのです。
私がPingをしてみて反応があったのですから、まず間違いありません。
VPNであれば反応などありはしません。
つまりこのウクライナからのアクセスはわざわざ私がアドセンスの審査を通過した頃を見計らって行われた不正なアクセスだったということです。
これはどういう意味なのでしょうか。
今現在のグーグルのボットはクローラーも含まれているようですが、このアクセスにつてアドセンスからの説明はありません。
ウクライナからのアクセスはアドセンスと関係はないのでしょうか。
そして私はアドセンスの広告制限が解除されるたび、私は何度も不正なクリックの被害に逢うことになります。
「不正なトラフィックが検出された」として何度もアドセンス広告の配信停止というペナルティを受けます。
私は報告フォームから、このアクセスは不当な攻撃であると何度もグーグルに報告をしました。
そして抗議したものです。
なぜ私が広告配信停止というペナルティを被らねばならないのか、と。
もちろん、それにグーグルからの返事はありませんでした。
彼らは規約のカラに閉じこもり、一切の説明責任から逃げているように見えます。
仮に、このウクライナからの不正アクセスが、後に行われる不正なクリックによるイタズラや嫌がらせと同じようなものであり、私のブログが収益を上げているかも知れないという嫉妬や、他のアフィリエイターをライバル視した攻撃であったとしましょう。
そして生のIPを使うという代理攻撃であったとしましょう。
そうであれば、なぜかウクライナからの不正アクセスが、その後一度も起こらなかったのか。
私はなにしろアドセンスを通ったばかりのシロウトでした。
私はただアドセンスからの収益を無邪気に喜んでいただけでした。
私は初心者だから攻撃をされやすいのかと私は考えました。
その意見もグーグルに報告しました。
しかし、ウクライナからの不正なアクセスはなぜかピタリと止まった。
その後、一切のアクセスはありません。
この経緯をまとめれば、以下のようなものです。
1. なぜかアドセンス審査通過後にウクライナから不正アクセスがあった。
2. その時は私のブログはろくなアクセスがなかった。
3. 広告が停止されると私はウクライナからの不正アクセスを監視し、警戒するようになった。何度もグーグルに報告を行った。
4. その後、ウクライナからの不正アクセスはピタリと止んだ。
5. その後、今度は不正クリックが発生するようになった。ごく小規模の2つのページビューに対してクリックが7回。その程度の不正クリックでアドセンスの広告配信が停止されるようになった。
6. 何度も何度も、わずかの不正なクリックについて、グーグル自身が検知しているにも拘わらず、グーグルは「報告がなかった」として広告配信を停止した。
7. 今現在、グーグルのボットからのアクセスがあるが不正アクセスのレベルに近い。
まさか、ウクライナからのアクセスはグーグルからのものだったということはないでしょうか(笑)。
グーグルはアドセンスの審査やアドセンスの広告配信はすべての人々に門戸が開かれていること、パブリックなインフラとしてのアドセンスをアピールする必要があります。
だからこそグーグルはネット広告のトップ企業でいることができる。
でなければ広告主がアドセンスを選んで出稿する意味はありません。
他にも山ほどネット広告をやる企業はあるからです。
ところが、グーグルは反面、我々のような小さなメディア、つまりブログを軽んじ、潰そうとしているように思えます。
それはなぜか。
グーグルがやりたいのは大口の契約。 それは巨額の広告契約です。
それはテレビマスコミが取ってくるような契約です。
労力も少なく、ひとつの番組に数千万、数億というカネが動く。
彼ら大口の広告主は、必ず一番のメディアに広告を出そうとします。
グーグルの協力企業にはあの電通の参加のIT企業さえいます。
つまりテレビ広告とつながりのあるような企業ということです。
その企業のひとつと私は契約をしてみました。
そのインターフェースはわけがわからず、何をしてくれるのかも判然としませんでした。
グーグルアドセンスを適正にしてくれるという触れ込みでありながら、私はまるでその企業のサービスを活用する方法が分かりませんでした。
意を決して会社に連絡しましたが、その担当者からの答えというのは意外にも冷淡なものでした。
「貴殿のサイトはアクセスが少なく我々が働くには値しない」というものでした。
グーグルの広告枠をリセールしている企業にしては不可解な企業姿勢です。
グーグルアドセンスは色んな有用なコンテンツを提供しているブロガーやサイト管理者に広く収益の機会を提供するということを言っているからです。
つまり、アクセスの少ない人々をないがしろにするという姿勢は、まるでグーグルが公式に表明していることとは正反対のものなのです。
「大手の広告主」を独り占めするため、何らかの方法で小さなブロガーが使い捨てにされようとしているのではないか。
もちろんこれは、アドセンスで言われていることとはまるで違います。
あたかもグーグルアドセンスは世界中のどんなに小さなサイトでも広告によって収益化させ、小銭拾いのように地道な活動をしてここまでになった、そんなことが言われています。
だがそれは虚像かも知れない。
都市伝説かも知れない、私はそう思ってしまいます。
ひょっとしたら、我々弱小ブロガーはグーグルの手のひらで踊っているだけかも知れない。
我々無数のブロガーがアドセンスを支持しても、そのことでグーグルはネット広告での「権威」を獲得するだけかも知れません。
そして今、グーグルは弱小ブロガーを切り捨て、広告を独占的に扱うようになり、ひいてはネットの情報を偏ったものにさせようとしているのではないか。
私はそんなことを妄想したりしますwww。
しかしこれはあくまでも推測に過ぎません。
あくまで私の体験から作り上げた私の妄想に過ぎないことは、予めお断りしておきますw。
まあ、アドセンスに遠慮するわけではないのですが(笑)。
グーグルアドセンスはグーグルが言うように、常に公正に運用され、そして何らかの公開はされないが厳然としたルールによって運用されているのでしょう。
ただし、こういうことがたとえ議論になったとしても、グーグルは説明責任を果たすことはないでしょう。
このブログで述べたことが大きく取り沙汰されたとしても、グーグルは説明することはないのです。
いわく、「我々の運営の中味を知られてしまえば不正な広告収益を得ようとする連中に材料を与えることになる」というのがその理由です(笑)。
彼らは公式にそれを表明しています。
実はおかしなことです。
我々メディアの側がなぜペナルティを受けるのか、その理屈が成り立ちません。
なぜなら、グーグルは「不正に広告収益を得ようとする連中を防いでいる」としながら、広告を貼り付けてくれたメディアに対して「不正なクリックを防げなかった」としてペナルティを課しているのですから。
いったい、不正なクリックはあるのか、ないのか。
もはやそれさえも判然としません。
我々アフィリエイターは本来ならグーグルにとってはいわば協力企業です。
その協力企業のビジネスをなきものしようとするなら、その動機はなんでしょう。
それは独占的な地位による不公正な競争、公正な競争の阻害ではないのか。
グーグルはこれから中学生レベルからせいぜい大人になって、パブリックな場所でその姿勢を表明する必要があります。
こんな企業姿勢ではとてもではないが大きなマーケットを委ねることはできません。
すなわち、反トラスト法違反ということ、独占禁止法違反ということになります。
グーグルがあからさな攻撃をでっち上げたりしている可能性はないのか。
秘密や機密の陰に隠れて、不透明な運用をしているのではないか。
今、各国で検討されているGAFAへの規制、その包囲網というのは、こうした疑い、問題意識が反映されているのかも知れません。
このままならグーグルは企業分割、事業分割が望ましいのかも知れません。