アドワーズへ出稿する、広告主の方へ

 当サイト管理人は、初心者ながら、これまでアドセンスを深く考えてきました。

 私たちの側からは「アドセンス」ということになりますが、広告主の方からすればそれは「アドアーズ」ということになるでしょうか。

 私はネット広告の有効活用について広告掲載メディアの立場からこれを追及してきました。

 広告主の側からすればそれはネット広告がいかに有効活用されるかということになりましょう。


 まだネット広告は効率性と公正さが追求されるべきであり、それはまだ十分には果たされていないように私には思えます。

 それは基本的には独占的にネット広告事業を支配するGoogleの問題ではありますが、私たちブロガーにも、そしてまた広告主企業にもできることがあります。







 例えば、今では、ライバル会社の広告予算を不正クリックによって早めに消化させようとする攻撃があることが分かっています。

 せっかくのネット広告を出してみたら、広まるどころか一気に広告枠が消化され消えてしまうという攻撃があります。
 
 それは「不正クリック」という言葉でひとくくりに言われますが、広告主にとっても我々メディアにとっても有害なものです。

 それは特に、アフィリエイター個人の収益化を妨害しようとする嫌がらせや妬みである「アドセンス狩り」よりも高い率で行われているようです。
 それは競合企業の広告を無駄にするという攻撃です。


 こうした「アドセンス狩り」というものを依頼され、請け負う業者というのも世の中にはいます。

 「アドセンス狩り」は我々ブロガーの側の問題ですが、広告主にとっても他人事ではありません。

 「アドセンス狩り」は問題ですが、その理由は我々はアドセンス狩りによってサイトの収益化を妨害されることになるからです。
 グーグルがこれに対してペナルティをかけるからです。


 しかし広告主にとっては「アドフラウド」ということになります。
 広告主にとっては無駄に広告費用を消費させられ、ネットでは目立たないことになってしまいます。

 それはどちらもコインの表裏、両面にすぎません。


 広告主からすれば、せっかく、一日の予算内といえども広告をネットに流したとしても、あっという間に広告が不正にクリックされ、広告予算が使われてしまうという攻撃があります。

 不公正な競争を目論む広告主が、人の広告予算を不当に消化させてしまうのです。


 これがよく知られる「広告フラウド」というものです。



 この犯人で一番多いのはアフィリエイト広告を「入れ子」にしているような広告主です。
 彼らはアドセンス広告を使いまわし、自分が宣伝します。
 そうしてその宣伝したサイトはもっとおおいアドセンスの広告収入があるわけです。

 これらの悪質なサイトはネット広告の世界を跋扈し、お互いに攻撃し合い、そして暴れまわっています。


 そしてライバルともども、彼らは争い、妨害し合い、ネット広告というものを貶めているのです。これは発見されたばかりの裏道であり、ネット広告の収益につながるからなのでしょう。


 こうした、アフィリエイトのサヤ取りを狙ったような広告というのは広告主にとっては悪質なものです。

 例えば、企業が自らアフィリエイトプログラムを作っている場合にはとりわけ問題になります。

 当の企業の広告はまるで役に立たず、やがて必ずマージンをこうしたアフィリエイターに払わねばならないという、本末転倒の現象となってしまうのです。

 ネットでの一番にヒットするのは企業本体ではなく、そのアフィリエイトを狙うアフィリエイターになってしまい、企業サイトよりもネットで優位な立場をSEOにおいて占めてしまいます。
 SEOとは、グーグルに評価されるように工夫するというメソッドですが、こうしたことは企業でも変わりはありません。

 SEOで負ければネットでは本体であっても成り済ましやフェイクが優位になってしまうのです。

 いわば、ネット広告に慣れた連中が企業広告を乗っ取ってしまうのです。




 なお、蛇足ながらこの「アドセンス狩り」あるいは「アドフラウド」の問題の解決については、Xlogが有効だと当サイトでは考えています。


 当サイトの記事でも触れていますし、名前でググレばすぐに出てきます。

 ぜひ、導入をお勧めします。なお、当サイトには推薦したことでのアフィリエイトや報酬はありません。




 グーグルはこうした不正クリックについて、私たちアドセンサーにも監視するように要求しています。
 私たちがこうしたネット広告の不正に対応することは必須です。

 私たちも不正クリックの監視に注力しなければならず、それは結局、「不正な競合企業」の存在によるものであることが分かっています。

 それはネット広告というものを腐敗させるものです。


 そしてそうした不正なことをやりかねない企業というのはアドセンスに巣食っています。
 彼らは、アドワーズに出稿し、広告の「飛ばし」をして収益を得ようとしているからです。

 彼らはアドワーズに広告を出し、アドセンス広告をそれ以上に盛ったサイトに誘導しようとします。
 そうして「広告のサヤ取り」をしているのです。



 こうした事情のため、我々は、おかしなことをする可能性のある企業や、怪しい広告を審査によってブロックすることは有効であると確信しています。

 作業は膨大なことになりますので、直感的に我々はブロックを行います。


 怪しい広告には怪しい広告主がおり、怪しいライバルがいます。
 彼らはまず彼ら同士で熾烈な不正クリックをして潰し合っています。


 つまりこれらの推論と判断によって、広告主にも注意すべきことがあることがわかります。

 つまり、アドワーズでの広告の出稿について、広告主も気をつけることがあるということです。





 以下に簡単に注意点について挙げてみます。


1. 広告には企業名を入れ、誰からのものでどんな目的のものであるかをはっきりさせる。
2. 「公式」などの言葉を入れることは有効。
3. しかし、アフィリエイトだけが目的の劣悪なサイトが自社を騙って「公式」などとする詐欺まがいの場合があることを知っておく。
4. 複雑なディレクトリや何種類ものまぎわらしいドメイン名の濫用を避ける。
5. 広告デザインはきちんと責任を持って行い、特定の一社に偏らせないようにする。デザインが同じものは安価で、そこには怪しい広告が混じっている。
6. 刺激的過ぎる文言やセンセーショナルな広告の文言は逆効果になると知る。


 だいたいこんなところ。
 以上です。もっとあるかも知れません。


 私たちも、こうした意味不明、出所の怪しい広告については警戒すべきであり、我々の読者のためにもブロックしなければなりません。


 まともな、ちゃんとした事業を行っている企業が、アフィリエイト専門の無責任なサイトにひけを取るべきではありません。その責任を感じて欲しいと思っています。


 ちゃんとしたネット広告であることをぜひ我々に分かるようにしていただければいいと思います。




 こうして、もし適正な報酬で入札されるならば、いかにPVが少なくとも静かに広がってゆき、多大な広告効果がネット広告にはあるのだと私は思っています。

 それは残るのはよい記事であり、よい広告だからです。




 今、多くの内容のないページがあまりにネットに溢れている昨今、クオリティを追及するメディアによって広告主もまた選ばれていることを知ってください。

 私たちアフィリエイターであるメディアがこうした広告を排除することで、彼らはやがて意味のない記事やサイトに広告を出すしかなくなります。

 そうなればネットのコンテンツは淘汰され正常になり、もっと意味のあるコンテンツとなり、ひいては効果の高いネット広告となることでしょう。



 私たちブロガーが、決して報酬ありきでサイトを運営していない以上、そこにに出稿しているのは正しい広告主であることをはっきりさせていただきたいと思います。



 私たちが広告を審査しているということをどうか忘れないで下さい。




 どうぞよろしくお願いします。