👀 グーグルはネットの巨大独占企業として、常にその動向を睨まれています。
巨大独占企業ですから、多くの地域で政府と摩擦を起こしています。
今やグーグルのやることに少しでもおかしなことがあれば、独占状態による専横だとして、あちこちから集中砲火を浴びる状態です。
このような取り巻く状況があるため、常にグーグルの企業行動は歪みがちです。
その態度はアメリカ的ではなく、とても分かりにくい。
もってまわったような感じで気持ちが悪い。すっきりしません。
この点で、グーグル・アナリティクス、GAについては少し説明が必要なのではないかと思います。
まずこのツールは、もしグーグル・アドセンスを利用して収益化をしているなら必須ということです。
そして次に、このツールにはエクスキューズ、止揚されたものがあるということです。
グーグルはグーグル・アナリティクスを最強の解析ツールとしながら、実は肝心のことは骨抜きにしているからです。
つまり、グーグル・アナリティクスは単体ではあまり意味をなしません。
他の無料アクセス解析ツールも併用し、IP情報は見れるようにしておくべきです。
まずグーグルという企業は、通常の企業としての説明責任を果たしません。
これだけ影響を与える業界のリーディング企業でありながら、グーグルは例えばアドセンス広告配信の停止措置やアカウントの懲罰的停止などについて説明を尽くすことはしません。
このようなグーグルの態度は多くの小規模なブロガーを当惑させています。
そもそも、これは普通の企業であればとうてい考えられない態度です。
一方で、こうした態度をグーグルが保っていられるのは、グーグルが「機密」という影に隠れているからだと言えます。
その「機密」というのは、グーグルが公正であるために必要なことだと説明されています。
📢 グーグルは公正な企業活動をしているのであり、グーグルが説明責任を果たそうとすればこうした公正な企業活動が出来なくなるというのがグーグルの言い分です。
これが、グーグルが説明責任という面倒なことを回避したいからなのか、本当にグーグルが公正な企業活動をしているのかどうかはともかく、グーグルは常に公正さと理想の板ばさみの中で妥協し続けています。
だから、グーグル・アナリティクスではグーグルはユーザーのIPを収集しないというのが建前です。
実際にはグーグル・アナリティクスの仕組みからはIPを収集しています。
集めたIPから結果を表示していても、そのIP情報は捨ててしまいます。
ユーザーがグーグル・アナリティクスをカスタマイズして、アクセス解析のためにIPを収集しようとするとグーグルはこれを不正なことだとして非難します。
検索順位に影響を与えたり、不当なカスタマイズと警告してきます。
これは、とんだ建前主義と言わざるを得ません。
グーグルは自分で便利なツールを作っておいて、その活用を制限しようとしているのです。
また、グーグル・アナリティクスのスクリーンショットを不用意に公開すると、これまた不当だとしてヘタをすればアドセンス資格が剥奪されます。
これもとんだ権威主義というものです。
グーグルは自分らが睨まれたくないがために、グーグル・アナリティクスという最強のツールがあまり一般的にならないようにしておきたいからです。
この言い訳には著作権と言う言葉が都合よく使われます。
グーグル・アナリティクスのスクリーンショットを公開することは著作権を侵害しているというわけです。
しかし、ウィンドウズのスクリーンショットでマイクロソフトがこれまで誰かを訴えたことがあるでしょうか。
GAは本来はIPを取得しており、グーグル・アナリティクスはこれを利用してどんな詳細な分析もできるはずですが、グーグルは公正さを堅持するフリをしなければならないためユーザーの個人情報は取得しないという建前を選びました。
でなければグーグルはあちこちから睨まれてしまうからです。
🔧 ただ、そんなIPなど、そこらのアクセス解析サービスを導入すればでいくらでも収集できてしまいます。
第一、グーグルアドセンスに不正トラフィックや不正クリックを報告しようとする時、グーグルはIPの提出を求めていたりします。
彼らははっきりと、「IPなどの有用な情報があれば記載してください」と書いているのです。
これは大きな矛盾です。
グーグルはGAでIPを直接扱わないとしながら、実はIPの利用価値は認めているのです。
だから、GAから得られる情報は極めて曖昧です。
アクセスしてくるユーザーの姿は、まるでモザイク処理がされたように曖昧な姿のままですし、その動向は集団化され、個別のユーザーの動向はボカされています。
グーグルが理想としているGAという最強のツールは骨抜きにされ、なかなか実用性があるツールとなっていません。
それは、グーグルがプライバシーの侵害やネットの秘密警察になってやしないか、疑いの目を常に向けられていることに由来しています。
🚩 グーグルはそうした視線から逃げ続けてきました。
でなければ解体や分割、事業譲渡などが迫られてしまうからです。
企業として説明責任も果たさねばならなくなるでしょう。
つまり、まるでグーグル・アナリティクスは練習問題のようなのです。
毎日、GAをいじくり回し、いつかやってくるかも知れない本格的な解析のために、肝心のところはボカしたまま運用しなければならないのでしょうか。
我々ユーザーはそれにお付き合いをするしかありません。
現在、実用的な目的でグーグル・アナリティクスを使うなら、忍者でもFC2でも、アクセス解析ツールでIPを取れるものは必ず導入しておくべきです。
もはや、かつてのように、まるで紳士協定のような、読者の情報をできるだけ取得しないということは有名無実となっています。
それはクッキーに関する事項の了解でもわかることです。
また、読者には不正アクセスをして収益化を妨げ、嫌がらせをしようとする人たちがいますから、これを防ぐためにもIP情報は集めるようにしてください。
✅ もしかしたらグーグルは、わざわざわずかの不正アクセスや不正クリックに対して自身で対処せず、広告停止などの措置をすることで、こうしたIP取得が当然の権利、ブロガー側の権利となるよう仕向けているのかも知れません。
それほどグーグルの不正アクセスへの対応はお粗末で幼稚なものです。
不正なアクセスだと思えば報酬を削減すればよいのですし、グーグルがIPから誰のクリックか誰からのアクセスかを判別できないということはあり得ません。
グーグルはわざとこうしたことが分からないフリをしているのかも知れません。
そうして、ブロガーの側は、もし不正アクセスがあったら、グーグルの求めに応じて、IPを提出し、GAのスクリーンショットを送りつけてください。
そうすれば広告停止の措置がされても、早めに復旧がされると思います。
もし、みながこれをやるようになれば、どちらかの結果になります。
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1. IPを取得するのが普通となり、不当ではないということなれば、グーグル・アナリティクスはIP情報を活用した最強のツールとして完全な機能を取り戻します。
2. あまりにIPを取得するサイトが多くなってプライバシーが問題となれば、その原因を作ったグーグルが槍玉に上がり、アドセンスの実態が追求されるのです。
そうなればグーグルは分かりきった不正アクセスを理由としてメディアからアドセンスの資格を剥奪するというような馬鹿なことはできなくなるでしょう。
グーグルは、グーグル・アナリティクスにある曖昧さ、その公正さの建前と実運用に関わる現実という矛盾したことを放置したままです。
そして、その状態を通じて、グーグルの立場が有利な方に世の中が向いてゆくことを狙っていることは間違いありません。
グーグル・アナリティクスを導入することはアドセンスを導入しているなら必須です。
同時にそれは、アドセンスを守ろうとするなら大事な部分が欠落していてとても足りないということでもあります。
📢 グーグルはそれが分かった上で、グーグル・アナリティクスを最強のツールと謳っていることになります。
つまりアクセスIPを取得しないというのはグーグルの建前に過ぎません。
他の会社のサービスを利用して取っているなら関知しないというわけです。
ブロガーがアクセスIPを取得することは当然やるべきことなのです。